弔問のマナー

供物・供花を贈るとき

●供物を贈るときは
供物とは、死者の霊を慰めるために霊前に供える品物のことです。

宗教や地域により、内容も異なるので注意が必要です。

仏式の場合は、果物、缶詰、線香、ろうそく、千菓子など。生前故人の好きだったものを贈ります。
供物は持参することもできますが、地域習慣の違いが大きいので、葬祭業者に頼むのがよいでしょう。

神式では、果物、お酒、海の幸などを供えます。香はたかないため、線香・ろうそくは贈りません。

キリスト教式では、生花以外の供物のしきたりはありません。

●花環を贈るときは
花環は東日本に多くみられる風習で、西日本は「樒(しきみ)」が多いようです。
花環は会社や団体が贈るのが一般的ですが、個人でも贈れます。
故人に捧げるものなので、遺族が子ども一同、親戚一同として贈ることもあります。

住宅の密集した地域の自宅葬などでは、飾れない場合もあります。喪家と相談してから贈り、手配は葬祭業者に頼みます。
通夜の日の午前中に届くよう手配しましょう。

神式では、花環や生花を贈ります。樒は仏花なので使いません。

●生花を贈るときは
祭壇の統一を考えて、葬祭業者に依頼するのが一般的です。喪主に葬祭業者を聞いて連絡すれば、FAX注文ができます。
好きな花をアレンジして贈りたいときは、祭壇花ではなく、死亡直後の枕花や、葬儀後の後飾り壇に供える花として贈るとよいでしょう。この場合は、故人の好きな花や、淡い色の花をまぜてもよく、近くの生花店に頼むと送ってもらえます。

●供物・供花の値段は
供物は5000円~1万5000円くらい。花環や樒は1万円から。生花は1万5000円からが一般的です。

碑文谷 創 『臨終から納骨、法要まで お葬式』小学館、2005年、172-173ページ

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