
通夜から葬儀まで

家族葬(密葬)
●「家族葬」は近親者だけの葬儀
一般の人に公開せず、近親者だけでとり行われる葬儀のことです。かつての表現で言えば「密葬」ですが、密葬という言葉は、閉じた暗いイメージがあるので、「家族葬」という新しい呼び名ができました。
一般に密葬というのは、以下のような場合に行われます。
①年末年始に葬儀がかかる
②故郷で、後日葬儀をする
③後日、社葬などの本葬をする
④変死などで、公開をはばかりたい、など。
しかし、いまは、近親者だけで簡素に心のこもった葬儀をしたいという目的で、家族葬が行われることが増えてきました。
家族葬とは、文字通り家族だけで行うものだけでなく、親戚やごく親しい友人が加わることもあり、平均30人(80人を上回らない)程度の葬儀のことをいいます。
形式に流れがちな一般の葬儀にくらべると、故人をよく知る人だけで、ゆっくりお別れの時間をもつことができるというイメージがあります。
宗教的には、無宗教葬のこともありますが、多くの場合は僧侶などの宗教者を招いて葬送の儀式を行っています。
密葬というのは、決して死者を粗末に扱うことではありません。ごくまれに、単に簡素であることだけを追求して、死者を大切にしない密葬が行われることは、憂慮されます。
●家族葬を終えたら通知を出す
家族葬はまだ社会的に浸透していないこともあり、一般会葬者を招かない点で、周囲の理解を得るための配慮が必要となります。
本葬をしない場合は、家族葬を終えた知らせと、その理由を記したあいさつ状を送ります。周囲の人たちにも、故人の意思を尊重した形であることを納得してもらったほうがよいからです。
●お別れ会をする場合もある
家族葬の後、遺族は心の整理と、お世話になった方への感謝を含めて、「お別れ会」を開くことがあります。
また、故人を慕う友人たちが主催し、遺族を招いて、会費制で「お別れ会」「偲ぶ会」を開くこともあります。
一般の人に公開せず、近親者だけでとり行われる葬儀のことです。かつての表現で言えば「密葬」ですが、密葬という言葉は、閉じた暗いイメージがあるので、「家族葬」という新しい呼び名ができました。
一般に密葬というのは、以下のような場合に行われます。
①年末年始に葬儀がかかる
②故郷で、後日葬儀をする
③後日、社葬などの本葬をする
④変死などで、公開をはばかりたい、など。
しかし、いまは、近親者だけで簡素に心のこもった葬儀をしたいという目的で、家族葬が行われることが増えてきました。
家族葬とは、文字通り家族だけで行うものだけでなく、親戚やごく親しい友人が加わることもあり、平均30人(80人を上回らない)程度の葬儀のことをいいます。
形式に流れがちな一般の葬儀にくらべると、故人をよく知る人だけで、ゆっくりお別れの時間をもつことができるというイメージがあります。
宗教的には、無宗教葬のこともありますが、多くの場合は僧侶などの宗教者を招いて葬送の儀式を行っています。
密葬というのは、決して死者を粗末に扱うことではありません。ごくまれに、単に簡素であることだけを追求して、死者を大切にしない密葬が行われることは、憂慮されます。
●家族葬を終えたら通知を出す
家族葬はまだ社会的に浸透していないこともあり、一般会葬者を招かない点で、周囲の理解を得るための配慮が必要となります。
本葬をしない場合は、家族葬を終えた知らせと、その理由を記したあいさつ状を送ります。周囲の人たちにも、故人の意思を尊重した形であることを納得してもらったほうがよいからです。
●お別れ会をする場合もある
家族葬の後、遺族は心の整理と、お世話になった方への感謝を含めて、「お別れ会」を開くことがあります。
また、故人を慕う友人たちが主催し、遺族を招いて、会費制で「お別れ会」「偲ぶ会」を開くこともあります。
碑文谷 創 『臨終から納骨、法要まで お葬式』小学館、2005年、98-99ページ |