
通夜から葬儀まで

無宗教葬(自由葬)
●無宗教葬とはどんな葬儀?
葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。それは、死者を人知を超えたものに委ねたい想いや、死者のあの世での幸せを祈る気持ちがあるからです。
しかし最近、無宗教の葬儀も少しずつ増えてきました。遺族の思いによって、形式にとらわれず、故人とのお別れのときをもちたい、そんな気持ちから生まれてきたものです。
無宗教というのは宗教の否定ではなく、特定の宗教宗派の方式によらない、自由な葬儀のこと。「自由葬」とも呼ばれます。
無宗教のメリットは、以下のとおりです。
①伝統、慣習にしばられずに、遺族や参加者の自由な創意で行えます。
②宗教色がないので、遺族間で宗旨の対立があっても問題なく行えます。
③故人の人柄を中心において、その人らしい自由な企画ができます。
●無宗教葬のデメリットと対策
①新しい方式なので、遺族・親戚間でも理解を得られにくい面があります。
【対策】
故人の生前の意思表示があるとやりやすいもの。無宗教葬を望むなら、遺言やエンディングノートに書き残すことが大事です。
②マニュアルがないので、企画し実行することが負担になる場合があります。
【対策】
おおまかな方式は、葬祭業者が提案してくれます。
③お墓をどうするか、追悼式をどうするか、考慮が必要になります。
【対策】
宗教宗派を問題にしない公営・民営墓地を選びます。菩提寺に家墓があり、そこに入りたい場合は、まずは菩提寺に相談しましょう。寺院によっては境内墓地への納骨を認めないこともあります。その場合は、宗教葬と無宗教葬の混合で行う、納骨のときに宗教儀礼を行うなどの方法があります。追悼式は、仏教の忌日に合わせても、故人の誕生日などゆかりの日にしてもよいでしょう。
④葬儀の当日、主催者側も会葬者側もとまどい、混乱することがあります。
【対策】
主宰者が確固とした意思をもつこと、葬祭業者ともよく打ち合わせをしておくことです。
⑤宗教儀礼がないため、遺族が死者の行方について不安をもつ場合があります。
【対策】
故人の意思を尊重した無宗教の葬儀をした後、遺族だけで、遺族の納得のいく宗教儀礼を行うこともできます。
葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。それは、死者を人知を超えたものに委ねたい想いや、死者のあの世での幸せを祈る気持ちがあるからです。
しかし最近、無宗教の葬儀も少しずつ増えてきました。遺族の思いによって、形式にとらわれず、故人とのお別れのときをもちたい、そんな気持ちから生まれてきたものです。
無宗教というのは宗教の否定ではなく、特定の宗教宗派の方式によらない、自由な葬儀のこと。「自由葬」とも呼ばれます。
無宗教のメリットは、以下のとおりです。
①伝統、慣習にしばられずに、遺族や参加者の自由な創意で行えます。
②宗教色がないので、遺族間で宗旨の対立があっても問題なく行えます。
③故人の人柄を中心において、その人らしい自由な企画ができます。
●無宗教葬のデメリットと対策
①新しい方式なので、遺族・親戚間でも理解を得られにくい面があります。
【対策】
故人の生前の意思表示があるとやりやすいもの。無宗教葬を望むなら、遺言やエンディングノートに書き残すことが大事です。
②マニュアルがないので、企画し実行することが負担になる場合があります。
【対策】
おおまかな方式は、葬祭業者が提案してくれます。
③お墓をどうするか、追悼式をどうするか、考慮が必要になります。
【対策】
宗教宗派を問題にしない公営・民営墓地を選びます。菩提寺に家墓があり、そこに入りたい場合は、まずは菩提寺に相談しましょう。寺院によっては境内墓地への納骨を認めないこともあります。その場合は、宗教葬と無宗教葬の混合で行う、納骨のときに宗教儀礼を行うなどの方法があります。追悼式は、仏教の忌日に合わせても、故人の誕生日などゆかりの日にしてもよいでしょう。
④葬儀の当日、主催者側も会葬者側もとまどい、混乱することがあります。
【対策】
主宰者が確固とした意思をもつこと、葬祭業者ともよく打ち合わせをしておくことです。
⑤宗教儀礼がないため、遺族が死者の行方について不安をもつ場合があります。
【対策】
故人の意思を尊重した無宗教の葬儀をした後、遺族だけで、遺族の納得のいく宗教儀礼を行うこともできます。
碑文谷 創 『臨終から納骨、法要まで お葬式』小学館、2005年、96-97ページ |