臨終から納棺まで

葬祭業者の選び方

●あわてて決めないこと
故人が生前契約(予約)をしていれば、そこに連絡をとります。
事前に依頼先が決まっていない場合は家族が決定しますが、死後、時間がないからとあわてて決めて、不満が残る葬儀になったケースもよく聞きます。
身内の死が近いと予測される場合には、できれば事前に葬祭業者の目星をつけておくこともひとつの方法。
これは決して不謹慎なことではなく、むしろ心のこもったよい葬送をするための準備といえます。

つい、遺体搬送をしてくれた病院指定の葬祭業者に依頼しがちですが、安易に決めないこと。一度落ちついて、家族で相談してから見積りを得て納得したうえで決めましょう。
役に立つのは、最近、実際に利用した親戚や知人からの情報です。インターネットからも情報を得られます。

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●選ぶ基準をどこにおくか
価格の安さか、あるいは少々高くても内容やサービスのよさに基準をおくか、レディーメイドでよいのか、個性を生かしたオーダーメイドにするか、祭壇や棺にこだわるか、きめ細かい対応やサービス内容にこだわるか・・・・・・選ぶ基準はそれぞれです。
自分の考える葬儀の基準を明確にし、価値観の一致する業者を選ぶことです。

●葬祭業者を選ぶポイント
①話しをきちんと聞いてくれる
こちらの事情を理解し、要望を聞いてくれるかどうかをチェックします。
②対応がていねいで誠実
対応が雑な業者に、いいサービスは期待できません。問い合わせの電話対応などでチェックします。
③説明が適切
押しつけがましくなく、客の身になって、わかりやすく親切な説明をしてくれる業者を選びます。
④サービスの説明をしてくれる
祭壇などの商品だけでなく、サービスの内容についても具体的に説明してくれる業者がお勧めです。
⑤費用のくわしい説明をしてくれる
費用について納得できる説明があることが大切。葬祭業者への支払い費用だけでなく、飲食接待費、心づけ、香典返し、近隣へのお礼などへの適切な情報やアドバイスをしてくれるところがよいでしょう。
⑥希望に応じた見積もりをしてくれる
希望や予算に合った見積もりを出してくれるかどうかも大切です。
⑦葬祭ディレクターがいる
厚生労働省認定の葬祭ディレクターの資格をもっているかどうかも選ぶ基準になります。
⑧葬祭業協同組合に加入している
都道府県の葬祭業協同組合や、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)に加盟していると、より安心できます。
⑨自前の店舗を構えている
企業として確立しているほうが、より安心です。
⑩担当者の人柄
葬儀においては人的サービスが大きなウエイトを占めています。信頼できる相談相手となってくれるかどうかは重要です。
⑫清潔な服装とみだしなみのよさ

碑文谷 創 『臨終から納骨、法要まで お葬式』小学館、2005年、60-62ページ

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